【自己探求】十牛図に学ぶ 「1.牛を探す(尋牛じんぎゅう)」

こんにちは、自己探求セラピスト&大阪のタロット占い師 樹実です。
前回、予告したとおり、十牛図の樹実的解説・画をお届けします。
十牛図(じゅうぎゅうずとは?)→禅の悟りに至るまでを「牛を探す」ということになぞらえ描いた図です。
第1回目は、一枚目の絵、「1.牛を探す(尋牛じんぎゅう)」についてです。
まずは絵を見ていただきましょう。
$樹実@自己探求セラピスト・大阪のタロット占い師 ~いつみても樹実日記(blog)~
ちなみに本物?の絵はこんな感じ。↓
伝周文筆 室町時代
縦32.0 長181.5
円相径14.0
紙本墨画淡彩 一巻
相国寺蔵

十牛図は、「牛を探す自分」→右矢印「見つけた!」右矢印「んでどうする?」
という流れで描かれていますが、一番目の絵にはまだ「牛」すら登場しません。
ちなみに登場する「牛」とはなにを表しているか、
基本事項として抑えておいていただきたいと思います。
これは図につけられている説明文から、「自分の牛」=「自分の心」
と捕らえるのが一番解りやすいと思います。
つまり主人公である私は「自分の心」を探して旅に出るのです。
「自分の本心」かもしれませんね。
でも、本来心は自分の中にあるにもかかわらず、
どうして、わざわざ旅に出るのでしょうね?
自分以外の所にあると思っているのでしょうか?
この人は自分のことを「知らない」のでしょうか?
自分の使命や役割とか生きている意味とか価値か…は、
外の世界が教えてくれると思っているのかも知れませんし、
誰かが教えてくれると思っているのかも!?
どんなキッカケだったのかわかりませんが、
彼は「失ったモノを探そう」としているのです。
そう、自分の心をです。
そして、それは自分の中の「真実」を探しているのかも知れませんね。

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★ここでタロット豆知識★
ちなみに私のこのヘタッピな絵ですが、ハダカの主人公を描いています。
なぜハダカ?
そうそう。
タロットの世界ではハダカの人物は、人間の丸裸の状態。
つまり、精神やスピリットそのものを象徴するのですよー。
自分探しは自分が自分を探す… つまり自分のタマシイが自分のタマシイにアプローチすることじゃないかなあ…と思ってハダカにしてみました。


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話は戻りまして、この牛を探し求めている人…
運命の人を探している人にもなぞらえることが出来ます。
その女の子を「めいこちゃん」としましょう。

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めいこちゃん劇場
タイトル「めいこちゃん…運命の人を探して…」

めいこちゃんは、自分にとって理想の誰かと付き合い、
共に生きていくことに幸せがあると信じています。
いまは「何かが足りない」そう思っています。
だから一生懸命探します。
自分にとってどんな男性が理想なのか、
どういったタイプの人となら理想の生活をしていけるのか、
自分を探求することにも余念がありません。
とはいえ、またその「運命の人」に出会っていません。
だれが、その人かも解りません。
どんな人がその人なのかも解らないのです。
だからこそ、めいこちゃんは旅に出ます。
「私、独りぼっちがとっても辛いってワケじゃないの。
 だけど、もっと満たされる出会いがあるず…自分の足りないピースを埋めてくれる…
 そんな出会いがあるはず…。」
そんな風に思っていることでしょう。
さて、めいこちゃんの旅はどのように展開していくでしょう~
続く…。


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次回は、二枚目の絵「「2.牛の足跡見ーつけた!(見跡けんせき)」
をお送りします。
*これらの内容は樹実がわかりやすくお伝えするため、独自の解釈で語っちゃてますー。
詳しく知りたい人はたくさんの書籍があるのでご覧下さいねー。

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