そのワクワクはほんとにワクワクか?

こんにちはー。

心理タロット研究家・心理療法家のまゆちんです。

今日は「言葉」の受け取り方について書いてみたいと思うのです。

このテーマに関しては、前々からもやーっとしていたんですよね。

別に問題視している・・・ってワケでもないのですが、ちょっとした気付きとして書いてみたいと思います。

私達、タロットを扱うセラピストは、目の前の方の課題に合わせてカードの象徴を読んで行きます。

どんな言葉を選ぶかはリーダーのセンス。

目の前の人の心理状況、エネルギーと表れたカードをミックスして言葉を紡いでいきます。

で、

そんな言葉を使う仕事をしているからこそ、気になることあります。

世の中でよく使われている言葉って、確かにみんなの経験にちゃんとあてはまるようにうまくできてるなあと思います。

でもね・・・私、度々もやっとするんです。

なんというのでしょう。

そのよく使われている言葉や、影響力のある人の言葉って確かに多くの人がとらわれわれやすいのだけど、それは自分の中の真実と照らし合わせていない」からそうなるんじゃないの?

ってこと。

「あの人の本に、こう書いてあったから」
「あの人はブログでいつも、こういっているから」

だから

「私はまだまだダメだ」とか
「私の意見とは反対だ」とか

とか、よくお聴きするのですが・・・

いや、とらわれることが悪いワケじゃないんですけどね-。
影響を受けるのも悪いことじゃない。
自分をそのまま当てはめることも悪くない、自由だし・・・。
それはそれであなた自身がちゃんと選択しているってことだから・・・。
なんか思い当たる節があるからそうなっているんだしね・・・。.

うーーーーーんと、
しかしですね・・・

もっとちゃんとその人の「言葉」や「文章」を
理解するには「照らし合わせる」と良いような気がする・・・

ってことがいいたいのです。

そこをすっ飛ばすと「言葉だけに反応する」ってことが起こっちゃうんじゃないかなーと思うのです。

言葉だけに反応すると、大事なことを見逃してしまう気がするのです。

タロットの世界観で考えますとね・・・

言葉は剣であらわされます。
剣は刃物ですね。

シャキーンと↓こんな感じです。

言葉は刃物のように、直線的で、物事を切り離すためのものです。
切り離さないと選択も判断も分配も出来ませんからね。

でも、そういった直線的で制限を課す質のものだからこそ、
だから言葉に関する行き違いは起こりやすい・・・と感じます。
「直進!」は得意だけど「迂回」は苦手なのが言葉なんですよね。

直進が変な風に働くとこうなる↓(傷心・・・)

でも、言葉によって世の中では色々なノウハウが伝わってきたし、文化も発達してきたんですね。言葉が悪いワケじゃない。

そーいうことがいいたいのではないのですよ・・・

なんというのでしょう・・たとえば

メジャーな言葉を例にしてみましょう。

「ワクワクすることをすると、うまくいくよ!」のワクワク。

「確かに!そうだ!ワクワクだ!」

と思います。私もよく使います。

でもね、みんな辿ってきた経験や、得意な感覚って違いますよね。
言葉に対して抱くイメージも若干違う。

感覚や感情って「剣」=言葉のように直線的ではありません。

切り離すのではなく、
「うごめいているもの」
「枯渇するまでわき出る」質のものですよね。

こんな風に↓

だったらその人にとっての「ワクワク」は、私にとっては違う感覚かもしれないな?

ってことがあってもいいとおもうのです。

タロットだってそう。同じカードをみても選ぶ言葉は十人十色。
そして、それを良しとするのがタロットリーディングの世界です。

でも、読むときは必ず、

・相手の真実(と見立てていること)、
自分の真実、
カードが展開したという事実

を照らし合わせるのですね。

だから、これを世の中で発信されている情報に照らし合わせてみると同じ事が必要なように思うのです。

例えば身近なところで私も含め、多くの方が情報を発信している「ブログ」

様々な方のブログを読んでいても、「一つの真実」を様々な切り口から書いてらっしゃるナーと思います。

でも、その人の中にある「真実」って、言葉だけで100%を伝えられるわけではないと思うので、たまに同じ真実を述べているのだろうなーとおもう複数のブログがあったとしても、言っていることが反対じゃん!と思う人がいてもおかしくないなーとおもうことがあります。

そりゃそうだ と思うんです。

みんなそれぞれの歴史があるんですものね。

「一つの真実」を表現するのだって十人十色でいいわけなんです。

情報がこんなに豊かに溢れているのだから、
溢れているだからこそ・・・

良くも悪くも
「誰かの文章や表現」を自分自身に当てはめる時は、
そのまま、言葉のまんま当てはめなくてもいいよ、ってこと

がいいたいのです。

(でも、人間って言葉そのまま当てはめます。
 そして、それが良いときもあります。)

じゃあ、どういう姿勢がおすすめか、というと、
その情報を読んだら、

まずは「その人の真実」として受け止めればいいのです。
世の中の真実じゃない。(そうかもしれないケド・・・ぐらいでいいかと)

ああ、この人にとって、この事は本当のことなのだな・・・と。

どんなに影響力のある人でも
どんな権威のある人でも
、です。

でも、なんどもいうようですが
「その人の真実」でもあります。

そして自分の中の真実と照らし合わせるってのが、とてもとても大切なように思うんです。

なぜなら、照らし合わせてねえじゃん!と思うところで
批判がおこったり、行き違いが起こっていたり・・・
自己批判、他者批判が見えないところで起こっている・・・
そんな気がするのからです。

こんな様子になります。↓
ソードの5

だからこそ自分が気になる情報、言葉に関しては、

「この人のいってる、ワクワクって私に置き換えるとどんな感覚だろう?」

てな感じで一端味わってみる。

そしてそこから真の理解が生まれると思うのです。

そして言葉の選び方は十人十色。
言葉の表現だけに左右されないことも大事だと思います。

ちょっとセラピスト目線かも知れませんが
書いている人の心に「どんなことが起こって」
そういった表現になっているのか?

・・・って想像しながら読むと
自分に置き換えやすくもなります。

例えば、先程の「ワクワク」
確かに日常でワクワクした感覚に従って選択することは
私として間違っているとは思いません。

すてきな表現だな!と思います。

でも、自分に置き換えてみると・・・
自分の感覚に問うてみるとデスね・・・

私が何かを選ぶ時、私の場合は「心がジンワリする」っていう感覚の方がよりブレがないんですね。

そのじんわりに反応するように顔がにやけるような・・・(笑)

エキサイティングで沸き立つ感覚ではなく、たばこの火種がジリジリ広がるように熱を帯びる感覚です。

わくわく、というより、じんわりしたあつさ。

そういった感覚をおぼえると「きたーーーー!」と思います。
その感覚に従って物事に取りかかると上手く事が運びます。

こんなふうに、あなたには、あなたなりに
ふさわしい感覚や表現があるってこと。なんです。

真実は内側にも外側にもあるけど、外側だけに反応するのではなく、
大事なのは照らし合わせる、ってことなのだと思うのです。

そして言葉を使うセラピストさんはその辺り、良い意味で相手のとキャッチボールができれば素敵ですやんね。

そして、私としては、その人の中にある真実が思わず反応してしまうような言葉を投げかけて行きたいな、と思うのでした。

剣(言葉)を扱う者こそ、愛(融合するなにか)が必要なのでしょうね。

長々と読んでいただきありがとうございますっ!

私の監修するタロット教室ではそういった心に響く言葉、表現、そして自分の中にある創造性をとても大事にしています。
そして言葉のチカラを上手く使っていただけるようなリーダーさんを養成しています!

その内、言葉の表現に磨きを掛けるタロット講座も作りたいな。

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