タロットは「ちゃんと」読むモノではありません。

こんばんはー。

「9」シリーズは少しお休みして、今日はタロットを学んでらっしゃる方に向けて書いてみようーと思います。

今、実施しているタロット講座通信講座の後編「プロ活用編」では濃い質疑応答がたくさん行われています。

その中で良くある質問に、こんなのがあります。

タロットを読むとき、
「これでいいのか?」
「ちゃんと読めているか?」
「いつまでもリーディングに自信が持てない」

と思ってしまいますが、それでも、やはり人の心に響くリーディングをしたい。
どうすればいいですか?なにかコツのようなものはありますか?

という御質問。

その方がどんな風に苦手に思っているか?
・・・で私の回答も異なりますが、
基本的な私の講師としての考えを書いておこうー

と思います。

タロットを読む全ての人に有効なコツってあまり
私自身思いつかないのですが
強いて言うなら

「自分の子供の部分をうまく使うこと」

と最近説明することがあります。

そしてその為には「ちゃんと読む」という枠を外すことが必要になってくるのです。

そーいうても、教科書とかあるしー
象徴とかーーーまゆまゆ先生あれこれいうたはるしーーーー

ってなりますよね。

ええ。ええ。めっちゃその手の話し書いてます。

でもね・・・

タロットのカードの解説や歴史やドラマ
象徴についてももちろん学んでいただき、
それを元に読んでいただくのですが

大事なのはその「知識」じゃないんですよ。

ソードは風のスートで「1」はスタートを表していて・・・云々とかいう知識ね・・・。
アーキタイプがどーのこーのとか、潜在意識がどーのこーのとかね

この知識」自体でリーディングするワケじゃないんですよ。

一番の主役はあなた自身。と(対面の場合はご相談者の意向)

リーディングするときに重要なのは「あなたがどう感じるか?」ってことなんです。

「理屈抜きにカードを見渡して、相手のお話聴いて、何を感じるか?」

ってことが全てです。

もう少し掘り下げると

「あなたの子供の部分」をリーディングする時には大活躍させるべき・・・

ってことです。

だって理性とか理屈の部分ではなく

「なんでかしらんけど、○○な感じがするねん-!」

ってう部分こそ大事だからです。

じゃあ、なぜ私はカードのドラマや象徴という「知識」をお教えしているか・・・ってーとね、

あなたがカードを見て、子供の部分(=感性)をフル活用して感じたことを表現しなきゃならないからです。

あなたのその子供の部分=感性
うまーく表現して欲しいからです。
わかりやすく表現豊かに・・・

子供の感性↓といえばこんなイメージかな。

つまりタロットにおける「知識」はあくまでも
す。読み手の「感性」をうまく説明する為の
素材に過ぎない
んですよ・・・。

そう、「伝える為」にある。

なのでね・・・元々正解がないタロットリーディングですので、
タロットに関しては「完璧主義」であればあるほど苦手意識を感じる方も多いモノです。

なので、もしあなたが「ちゃんと読めない!」とお悩みでしたら、
こう考えてみて下さい。

例えば「好きな色」「好きな音楽」「好きなお洋服のデザイン」ってあなたにも、おありだと思うのですが、それはあなたの感性ならではの「チョイス」ですよね。

いわゆる自分のセンスです。
自分らしさってものですね。

実はタロットを読むときも似たような感性を使うんです。

「自分が気持ちいいと思う読み方」を探っていく感じです。
「ちゃんとよむ」より「気持ちよく読む」という感じでしょうか。

タロットに「ちゃんと読む」って概念はあり得ないってことです。

もちろん、あなたなりにちゃんと読むって概念はあるかもしれないけど・・・。

だからこそ、先ほど言ったように、自分の中の「子供っぽい部分を使う」という説明になってしまうのですね。
残念ながら「子供っぽい部分」なので、これまた伝えるのが困難だったり、どう表現して良いかわからなかったりします。

それを助けるのが「知識」ってだけです。
だから「知識」で読もうとしないでね・・・ちゃんと読もうとしないでねってことなんですよ。

日常生活でもありますよね・・
常に目の前の人にたいして「大人としてちゃんとしていないと!」と過剰に思いすぎると良いアイデアが浮かんだりってことは難しいと思います。

タロットも同じです「ちゃんと読まないと!」と思えば思うほど、子供の部分=感性にブレーキをかけるということになりこれも「苦手意識」に繋がります。

だから、タロットは「ちゃんと読む」ものではなく、自分と相手にとって「気持ちいいところを読む」ものといってもいいでしょう。

「気持ちいい」とは「都合の良い風に解釈する」ってことでもないのですよ
「感性がしっくりくるように読む」ってことです。

そして自分がより気持ちよく読むために、よりタロットリーディングの情報の海で自由に泳げるように知識という表現の素材をアタマにも入れていくのです。

アタマに入れる知識(カードの解説など)はあくまでも「素材」であり、あなた自身の感性が
主役と言うことなのです。

だからってわけではないかもれないし、
そうかもしれないけれど・・・
タロットリーディングはすればするほど、自分自身が自由になるのを感じる毎日です。

てな感じのこと、つらつらつらつらと通信講座の回答で下記書きしている日々なのです・・・。

今月の通学講座「3時間でマスターするタロット超入門」は下記のようになってます♪

3/29 [土]10時-13時 (総合コース29期生受講希望の方にお奨め)
4/24
[木]13時-16時
4/29 [火祝]10時-13時

この超入門講座↑に引き続き本格的にタロットを学びたい方は、4/5よりタロットプロ養成の全26時間の総合コース29期生がはじまりますよー。(残席2名)


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