タロットが起こしているモノとは?(いつみ考)

こんばんは。三河いつみです。

今日色々と受講生さんのご質問メールに答えたり、
相方みっちと心理や魂の話をしていて
ええ感じに今までモヤっとしていたことが
言葉に出来そうなので描いてみます。

自分の整理のためで文章
まとまりがありませんが・・・

よろしければお付き合いください。

えーっとですね。

みなさん

「タロットを読む」って何でしょうね?

なにがそこに起こっているのか?

わかりますか?

(もうこの時点で意味不明だな)

一般的なタロットリーディングの目的って、
そこからどんな未来や
人の心理を読み取るか?

が殆どだと思います。

当然そこには

「未来観察」は起こっています。
「心理予測」が起ころうとしています。

でも本当にタロットは起こそうとしていることは
もっと他にあると思うんです。

タロットを「お金」に置き換えるとわかりやすいかも・・・。

「お金」ってそれ自体はニュートラルです。

良いモノでも、悪いモノでもない。

ただの「モノ」です。

しかし使い手の意図次第で
色々な価値に変化するモノですね。

お金は使い方次第で起こせる出来事が
さまざまです。

タロット一枚一枚も同じ

ニュートラルなものです。

この世の原理のエッセンスがちりばめられている
だけのカードです。

22色の絵の具だと思ってもいいかな。

赤色に良いも悪いもないですよね。

青色に良いも悪いもない・・・それと同じです。

そのニュートラルなタロットに読み手がいると、

そこに読み手=人間の意図、本能、潜在意識、たましい

もろもろ・・・なエネルギーがが加わり

「未来観察」「心理予測」を起こします。

タロットを絵の具と思ってください。

絵の具を使って、
「未来」「心理」っていう絵を描く作業が
リーディングです。

つまりタロットリーディングをされる方は
わかるとおもいますが

「タロットリーディングの内容」には

そこに「自分=読み手の姿」が浮き出ます。
思っている以上に出ます。

その人のこと知りたかったら
タロットを読ませてみたい!

と思うぐらい。(笑)

絵から心理分析をするってのと同じですわね。
お金の使い方に人格が現れるのと一緒です。

だって「どう読むか」「何のために読むか」
「どんな言葉を選ぶか」って
読み手が思考し、決めているモノだからです。

もっと極端な言い方をすると

読み手の心的ブロックも現れるし、
読み手の人生脚本の一部も出るし、
読み手の観念も出るし、
読み手の知恵・知識も出ます。

例えばこんなカードが未来予測で出たとしましょう。

(ソードの騎士 逆位置)
一般的な解釈・・・
(正位置)・・・思考が早い、迅速な男性
(逆位置)・・・正位置の性質が過剰もしくは薄まって表れる

そして相談者さんとの対話を参考に、
読み手であるリーダーさんが

リーダー

「将来、少々、突っ走りがちな男性の影響を受けそうです。
せっかちなのかもねー。


と読み、


相談者「せっかちといえば、B君だわっ!そうに違いないわー」

リーダー「ではその方かもしれません」

と解釈が行われたとしましょう。

でもこのソードの騎士君がB君であるということ、
そしてB君がせっかちだということ、
それは真実であり真実ではないかもしれないのです。

でもその人の思考がその人の現実を
作り出しているので
ある意味「真実」です。
少なくともその人にとっては。

その人の心視点では真実です。

でもちょっと違った視点で見ると・・・

ほんまにこれはB君なのか?
そしてB君はほんとーにせっかちなのか?

って疑いも出てきます。

さらに違った視点で見ると

自らカードを読んだ相談者さんは
ソードのナイトがB君であって欲しい!
と思っているし、
(無意識に)

そういった人物が未来出てきて欲しい!
と思っているし、
(無意識に)

B君はせっかちであって欲しい!と
思っているんだねー(無意識に)


といえます。

リーダーさんも「そう読みたかった」
なにかがあったはずです。
(このリーダーさんが相談者さんの「問題」を読む際
  自分を投影しちゃう云々はまた別途書く機会があれば・・・)

色々な反応があって
こういうリーディングになったワケですね。

これは教科書通りってワケでもありません。

(ついてきてますかー!?)

タロットリーディングの結果は
教科書にあるようなキーワードから
メッセージを紡ぎ出したに過ぎない・・・

と思われていますが違うと思います。

「100%神託」であるという考え方も
半分合っていて、半分違うと思います。
(個人的経験からに過ぎませんので
 他の方は違う真実があるでしょう。)

だって象徴画ですからね。

その人にとって「なんなのかー」といったフィルターを通して
読んでいくのがタロットですからね。

キーワードに忠実に読んだとしても
ニュートラルであろう!と意図しても
言葉をそこに使う以上、
自分(読み手)の姿が浮き出ます。

(これは経験から実感)

・・・ということはですよ、

読み手が相談者の為にしなきゃいけないことって
ハッキリしてます。

そう、

「その人だったら、このカードをどう読みたいだろう?」

ってのを予測して読むって事が大切。

リーダーだけの情報量で読むと、
なにか相談者さんの心に響かないモノになると思います。

自分の知識だけで必死に読むのだけでは不十分なんです。

目の前にいる問題を抱えた人になりきって
「読む」ことが大切なんです。

そして、これをするには

ある程度の「心理の知識」があると楽です。

そうするとなにが得れるかってと、

その人の

心的ブロック(ビリーフ)も現れるし、
人生脚本も出るし、
観念も出るし、
その人の知恵・知識も見いだせます。

こうして、相手の心と繋がることも必要ですよね。

そしてもう一つ大事なこと、

その人の姿を知ることも大事だけど、
その人の本質と繋がることも大切。

もっと明確に言うなれば

「その人の魂としての在り方を知る」ことです。

ああ、話がわかりにくくなってきたがな・・・

まあ、いいや、書いてみよう!

さて、読み手は相談者さんの立場になって
「その人だったら、このカードをどう読みたいだろう?」
という「心の視点」でカードを読むのも大切だという
お話はしました。

もう一つ大事なのは・・・

私、あなた、といった視点ではなく
第3の視点でカードを読んでいくことが大切です。

第3の視点でありながらも、上位の概念で読むことが大切です。
※上位概念とは・・・ニューロロジカルレベルで検索してね。

つまり
読み手でもなく、
相談者の視点でもない
客観的且つ、上位の概念で読むこと、

それがタロットリーディングの真骨頂。

です。
全ての視点で読めたら、
心理的なアドバイス、生き方としてのアドバイス
後から説明しますが「たましい視点」でのアドバイスも
出来るかもしれません。

つまり
読み手でもなく、
相談者の視点でもない
客観的且つ、上位の概念・・・

人間視点ではない・・・
かみさま視点か?

という噂もちらほら。。。(笑)!!
その場で起こる事を信頼するという
意識が可能にしてくれる場合が多いと思います。

かみさま視点という表現が
適当かどうかは置いておいて・・・

要するに、
物事の善悪を決めちゃいたい!!
という、人間という意識をもつ生き物の視点で
読むのではなく

超ニュートラルな

たましい視点

で読むって感じ。
(だんだん言葉で説明すんの難しなってきたわっ!)

これを天然で直感でやっちゃっている人も
たくさんいらっしゃるのではないでしょーかねー。

どうも私はその辺を
言葉にしたくてしょうがないらしいですわ。

さてさて、

問題を作った心の仕組み、
問題の解決策・・・などは

相談者の心の視点で読むことで
見いだせることでしょう。

だって「善悪」「快・不快」の判別から
悩みは出来ているからね。

でも、

なぜ、その人がそういった経験をしたいのか?

は、また違った視点が必要だと思います。

そういった原理を理解した上で
なにか直感的に掴める事って言うのは
なにかしら意味のあることだと思います。

そして「たましい視点」から見出したメッセージを、
「からだ視点」としてご相談者にお伝えする。
※「からだ視点」=行動指針、この世でどう再現するか?

ってとこまで言及できると、
奥の深いリーディングになると思います。

てことは、

タロットリーディングをしていると
自分の本質と繋がろうと意図することになるので
本質で生きるクセがつくともいえますし、
自分がこの世を作っているのだな、
この現実を作っているのだな、

と実感できるわけです。

直感が磨かれるとよく言われますが
そういうことなのでしょう。

ちょっとだいぶ説明をぶっとばしましたが
そういうことです。

このように、
タロットカードが起こしてくれるのは
未来観察や心理予測だけではないんです。

未来観察や心理予測、それは副産物。

実は自分のたましいの「かがみ」であり、
自分自身の力を思い出す・・・
そういったブツなワケなのですよ。

みなさん

もっとクリエイティブに使いましょうぜ。

従来のやり方にこだわらなくていいとおもうんです。

原理をわかっていることが大切です。

対相談者さんであっても同じ事です。

相談者さんを見ているようで、
自分を見ているんだよね-。

よくタロットを学んでいる最中に起こる、
「読めば読むほどわからんくなる・・・」現象は
そういったワケで起こります。

だって、人を見ているようで、
自分を見てるんだもんね。

22色の絵の具で
友達の顔を描きました・・・
ってのと同じ事が起こっているんです。

その絵は確かに「友人の顔」だけど
その「友人の顔」は、あなたが表現した絵であり
あなただから書けた絵でしょう?

そんなワケで、

私が考える美しいタロットリーディングって
知識の量や、いかに流ちょうに表現するか?

で決まるわけじゃないと思っています。

絵も一緒ですよね、

如何に、相手の本質を捉えた絵を描けるか?

が大事だし、

如何に高い視点から「描いたか?」だとおもいます。

高い視点って、そう表現するしかないので
そういってますが、

敢えて言うなら「愛」や「つながり」的な
たましい視点

といっておきます。
人によって多分、色々表現が違うと思うのでね-。

んで、

結果的にその人の心
やたましいに響くリーディングって
そーいう風にして成り立っているのだと思います。

あーーーーーーーー

まだまだ表現できてないけど

とりあえず!

スッキリした!

お付き合いいただいてありがとうございました!


まとめ(じぶんのために)

 タロット1枚1枚に吉も凶も善も悪もない。
 カードはニュートラル。

 なので、解釈=タロットリーディングには
 読み手や相談者そのものが映し出される。
 如何にニュートラルな思考で読もうとも
 言葉で表現する限り、自分がそこに表現される。

 他人のことをリーディングしても
 それは他人の「絵」」ではなく
 それは他人を書いた「自分の絵」であるのと一緒。

 タロットで未来観察や心理予測も出来るが
 その結果自身が真実なのではなく
 「読む課程」や「読み方」に真実が現れる。

 それはそれでOK!
 それこそがタロットの魅力なのかな。

 以上のことを活用して、
 タロットを現実に活かしたい場合は、

 心の視点を持つこと
 そして「たましい視点」を持つと良いみたい。

 視点とは「問いかけ」ともいえるのかな。

 心の視点とは・・・
 「その人にとってこのカードは何を指すのか?」
 と関心を寄せること
 「その人ならこのカードをどう読みたいだろうか?」
 でもよい。

 たましいの視点とは・・・
 この人の人生において 
 「今、この問題を経験したいのはなぜだろう」
 「今のこの経験にどんな意味があるのだろう」
 に関心を寄せること

 である。

 そうすると「身体視点」でのメッセージを
 引き出すことが出来るだろう。
 つまり行動に活かせたり、現実に活かせるものとなる。

 (いつみの個人的見解です。)


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