タロットが誰でも読めちゃうワケ。
こんにちは。
心理タロット研究家のかげまゆですー。
タロットを学んでいるみなさま。
このブログを読んでいただいているみなさま。
寒い日がまだまだ続きますが
お変わりないでしょうか?
タロットを手にして17年、18年目にはいったかな?
タロットを伝え始めて6年目となりますが
ようやく、私の考えるタロットのメソッドが形になってきたし、
やっと伝わりはじめたな・・・
と実感しております。
タロットというと、占い道具としてメジャーです。
そして占いツールの中でも
もっとも「得体の知れないモノ」なのかもしれません。
タロットを学び始めていただいた方からよく
「タロットリーディングって結局
自分の思いが投影されるんじゃないのか?
結局は自分の頭で勝手に考えた事じゃないのか?」
とかいうご質問をいただきます。
※投影=心理学で言う投影(とうえい)とは、自己の悪い面を認めたくないとき、他の人間にその悪い面を押し付けてしまうような心の働きを言う。一般的には悪い面を強調することが多いが、良い投影も存在する。wikiより
まあ、ここでいう「投影」とはネガティブ、
ポジティブを問わず日常によく起こっている心の動きとします。
あ、あとですね、次いで多いのは
「結局は霊感とか直感が必要なのでは?」
というご意見やご質問。
そしてこの2点を合わせて
以下のように、いつもお応えすることが多いです。
「はい、そうです。まずは自分だけが投影されます。」
「得意な感覚からはじめれば、誰でも読めます。」
という感じに・・・。
そして私はタロットに投影を起こすことが悪いとは考えておりません。
(単なる主観で出来事をジャッジするのが
悩みを扱うプロとしてアカーンというだけです。)
というか、「投影」ありきなんですよ。
タロットセッションって。
だってタロットって
人間の混沌とした意識を元型化(パターン化)したものだから、
投影起こしてあたりまえなんです。
投影起こしやすく書いてくださっているわけですからね・・・。
タロットって、ユングさんが提唱した元型より
もーーーーっと大昔からある元型ですよ。
※元型化=人間の意識をパターン化したもの
(めっさ簡単にいうと)
人間って誰でも「女性」っぽいとこあるよねー とか
人間って誰にでも「欲」ってあるよねー とか、
誰でも見えないモノって「怖い」よねーとか
そういった誰もが共通して持っている
行動をつかさどるプログラムの元を表しているのが
タロットだからです。
だから、女性的なカードを読むときは
自分の女性性が映し出されるでしょうし、
暗くて怖いカードを読むときは、
自分が怖いとおもっている感覚が
言葉になったりします。
もちろん「自分の主観を入れないでおこう」と意識してもね。
誤解の無いようにいうと、
ニュートラルな視点を持つことは必要なのですよ。
でも、その上で起こる「投影」はそれはそれでいいということなんです。
嫌でも起こるし。
極論を言えば・・・
展開されたカードから呼び起こされる言葉は
つまり読み手の「投影」から起こった言葉です。
そして、それが聴き手の「なにか」と重なるところを探すのが
タロットリーディングですからね。
読み手「このカードはあなたの○○を表しているようです」
聴き手「まじでーーーめっちゃそうですねん!なんでわかるんすか!?」
みたいな。
そしてタロットの事を知れば知るほど、
言葉の表現は増えるし、
タロットを見て感じる視点も増えるので、
聴き手の意識と合わせて
自分の言葉をチョイスできるようになったりします。
つまり
「相手の立場たつ想像力」とか
「相手を理解したい愛」とか
が一つの方向性をしめしてくれることもあります。
経験を積んでいる方とか、
もともと勘の良い方は
このあたりを感性でススーーーっとやっちゃうので、
聴き手としては、
「すげーーーなんでそんなんわかんのーん!」
となるわけです。
でも、人それぞれなので、
その人の得意な感覚からアプローチしていけば、
ちゃんと読めるように出来ているのがタロットです。
あとは
「その時、その場で展開されたカード」
「その場で起こること」
っていう共時性やら、
場の理論やらもカランできて
ええ感じになります。
(このお話は長くなるので、又今度・・・)
結果的に、タロットって便利~
って思えたらこっちのもんっす。
ですからね、
最初は相手の立場に立ちつつも、
「投影かもしれん」と思って、
読んでも良いと思っています。
とか、なんとか、読みまくっていたらですね・・・
「自分を突き抜ける瞬間」
ってのが必ず訪れると思ってます。
自分だけの意識で読んでない感じというのでしょうかね・・・。
自分の言葉でタロットを表現しているんやけど、
普段の発想とは違う発想が飛び出す!
とか、
目の前にいる人の気持ちがストーリーで感じられる・・・
とか。とか。
そういう感じになってきます。
アクセスする範囲が自分の意識と相手の意識と
もう一つ増える感じになってきます。
最初はどうも知識とか「思考」だけで読んじゃうのだけど、
「感覚」と繋がってきます。
あ、これはピッタリくるな、
あ、これは違和感がある表現だな。。。
とか。
そして思考と感覚の行き来が自由になったら
「直感」がピコピコ作動してきます。
人によってその順番は様々。
たとえば直感力のある方は、
その直感力でカー
ドを感じ、
言語化するときに知識をひっぱってこればいいんです。
右脳と左脳のコラボレーションっていうやつでしょーか。
自転車の乗り方頭で理解しても乗れなかったのに、実際自転車に乗って練習していたら、
乗れたやん!
みたいな瞬間。
とはいえ、どうもタロットって
「霊感」がないと・・・
「直感」がないと・・・
と思われがち。
でも違います。
得意な感覚から入っていけばいいのです。
誰にでも絶対にそれはありますからね。
色々な感覚を通った末、
また得意な感覚が前面に出てきますから。
まずはやってみてくださいな~
というお話しでした。
(意外に難しかったこの説明・・・)
今日も読んでいただきありがとうございますっ!
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