タロットの背景に「山」が多いワケ
おはようございます。
心理タロット研究家のかげしたです。
さーて、朝から・・・
このタイトルに引かれて思わず記事を
見ていただいているあなた・・・
間違いなくあなたもタロットオタクですね。ふふ。
そうなんです。
ウエイト版のカードに関して言えば
背景に山多いですよね。
こんなんとか
こんなんとか
こんなんとか
そこでなぜ背景に山が多いか・・・
ってなお話を書いてみたいと思います。
まずウエイト版の背景は
「そのカードのドラマの行く末」を予感させるものです。
つまり予告編。
時間軸で言えば少し先のイメージです。
山は何を表しているのか?ですが、
まあ、簡単にいってしまうと山って
人間がたどり着きたい場所、
つまり「目的」「目標」の象徴と考えいただいて良いと思います。
昔から「山岳信仰」ってのもありますよね。
特定の山を神様としてあがめるっていう宗教です。
また修行の場としての意味もあったりしますね。
なにはともあれ人間がたどり着きたい境地というか
「神様的」な存在だったのは言うまでもありません。
山にこそ求めるものがある。
目指すべきものがある。
といった感じです。
そして・・・
氷山として描かれている背景もありますが
これはまた少し趣が異なります。
愚者の背景に水色の氷山があります。
そして愚者の行き着く先(氷山)に立っているのが
この人↓(足下は氷山です)
だったりね。
普通の山は「地上から見た目標」っていう感じで
つまり私達が考える「目標」ですが
氷山は視点が逆な感じです。
山(天)からみた、原理って感じ。
うーん、なかなか説明するのが難儀なのですが
こういった説明もあります。
雪の山は、地上の現象を支配する、つめたい数学的な抽象の原理
(イーデングレイ著 啓示タロット)
余計、わからんですね。
わたし的に解説してみますね。
普通の山は
山の頂上をエッサホイサっと一生懸命目指して登り、
頂上について喜びに満ちあふれ成長する人間の目線からみた
「目標」
っていうのに対し氷山は
それを褒めもけなしもせず見ているクールな視線
って感じ。
↓この人は今から冒険する人で
↓この人はどっか悟っちゃってるってことです
「次元」が少し違う感じです。
つまり人にとって目標を達成することは重要で、
出来ないことは失敗でも、
天にとっては成功も失敗もなく、
それを包括する原理がただあるだけ・・・
という感じね。
まあ、山も氷山も意味があってもなくても
何かしら「人間が登っちゃいたい対象」
ってことなのでしょう。
で、登るのが良いとか悪いとかではない。
頂上に達するのが良いとか悪いのでもなく・・・
そこに向かうことが成長なんだ!
みたいなことがいいたいのではないか?
と思うのでした。
そしてタロットではそういった世界観
(現実的な視点とちょっと悟った視点)
の世界を行き来するものを表現したいからこそ
山が沢山描かれているのだと考えられます。
あ、、、、かげした的解釈なので悪しからず・・・。
興味ある方は「宗教象徴学」とか「象徴学」とかの本を紐解いてみてくださいね。
なぜタロットに山がたくさん描かれているのか?
ってなお話でした。
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