お魚さんがトカゲを目指すと起こる事(運調整の話)

最近は、「運調整とタロットの専門家」なんて、名乗ってますが(笑)
そう、この「運調整」の「調整」ってのは、
適当に言葉を選んだのではないのですよ。
(あ、ある意味適当か。。。)
実は「調整」っていう、タロットカードがあるのですよ。
そこからいただきました。
これです。
トートタロットの調整
(ウエイト版では正義の女神にあたります)

私ね、タロット使いもセラピストも、その主たる役割はそもそも「調整」だと思っているんです。

とはいえ、調べを整える、ってことはね、ピアノのドレミファと同じで、「ド」は、ド以外の何物でもありません、っていうことでもあるのです。

ある意味「現実を突きつける人」です。

占いというとファンタジーっぽい世界観ですが、実は占い師って「現実を突きつける人」だったりします。

占いという世界観は曖昧だと思われがちですが、占術に人生を当てはめ手、答えるってのは結構現実的です。
すごく極端にいうと、そういうことなんです。
例えば・・・
・魚は魚として生きるのが幸せ
・トカゲはトカゲとして生きるのが幸せ
という情報を占術の世界観にその人を
当てはめて調整していきます。

魚さんがより魚としての機能や才能を
活かして豊かに暮らせるように調整する、って感じですね。

こういう場面を想像してみてください。

ある日、魚さんが水中の外に興味を持ち始め、
陸に上がりたいと言い出しました。
占い師は言いました。
「やめときなはれ」

これが、占い師としての基本姿勢となります。
ね、現実的でしょ?夢もへったくれもないといわれても仕方ありません。

例えば、占い師さんは、
「運気の低いときは、あまり新しい事しない方が良いですよー」と、言います。


「あなたは閉じこもっているより、人と接する事に喜びを見いだす資質があるので、

そういった仕事をした方がいいですよ。」

とか。。。そういった論法で鑑定しますよね。

魚は魚として生きるのがいいのです。
トカゲはトカゲとしての可能性を追求する中で幸せがあるのです。

というセオリーがあります。

だって、実際そうだから(です)

「あなたは魚だから、魚ってのこうこうこうでね、
 水中でも呼吸が出来るの!すごい才能なのよ!
 だからそれを活かさない手はないわ!」

といった具合に、魚さんには、
魚としての可能性を見いだし、
それをアドバイスにしていきます。

うん、私も基本的にはそうです。

しかし、運や人生に関する調整はこれで完了しないのも現実。

視点を広げてみますとね、
というか現場を踏んでいますとね、
・魚がトカゲを目指す事は無理だけど、無意味ではない。
というパラドックスに行き当たるのです。

ただし、やはり基本的には、
魚である自分を理解したほうが人生は楽です。

その上で、「それでも、私はトカゲ目指す!」
ということを自らが責任を持って、
選択した方がいいってことであり、
この辺りの木月を即す事&
選択に関わる「調整」も占い師さんのお仕事です。

なぜなら、私たち人間って凄いんですってば。

実際には

魚さんは、陸に上る事を夢見ているうちに、
両生類になる事を思いつきました。

てなことが起こる訳なんですよ。

わたくしごとでもありますが、
昔はピアニストになるのが夢でした。
しかし子供心に才能がないのは
明らかでした。
でもね、ピアノを通して音楽に触れているうちに、
作曲する人になろうという夢を叶えるに至りました。
みたいな感じでしょうかね。

だから、なんというのでしょう。

トカゲじゃないトカゲを目指している姿をみて、
「それは間違っている」とは、いえない訳です。

ですので、ここで「調整」するといいのです。

自分が魚であり、あえてトカゲになることを切望している、

そして、そこに可能性を見いだしていこうとする
自分がいるのだ、
と理解した方が、未来をひり開くのが楽になります。

いろいろな事に、決意して行動しやすくなります。

話をタロットに戻しますと。。。

このタロットカードの「調整」は
ある意味、自分の可能性を広げよう!広げよう!
という拡大する意識とは少し対抗したエネルギーを持ち、
制限していく働きを持ちます。

「制限」っていうと、「障害」のイメージが強いですが
そうではなく「決断しうる状態に持っていく為の制限」
を加えていく、って感じです。

そこまでに色々行う大きな調整、
&その時々に起こる微調整を含めて、
それが私のいう「運調整」を意味します。

もうちょっと夢のある言い方をすれば「羅針盤」ってとこ。

つまり、自分ら
しく生きる道ってのを
その人のプロセスにあわせながら調整していく、
ってことが大事なのです。
不要なブレーキを解除し、
本来の自分らしさ(本音とも言います)
を確認すると、

「それでも、私はこれを選択するのだ」
という覚悟が生まれます。

この覚悟が人生を変えるのです。
私たちを行動させるエネルギーとなります。



あなたは魚ですよ。
でも、今はトカゲを目指しています。

トカゲを目指す事で何か手に入れたい
ものがあるのかもしれないし、
魚でもなく、トカゲでもない
「新生なあなた」を創造したいのかもしれません。
ってことを観察した上で、


「じゃあ、トカゲやってみます!」

っていう再選択したほうが楽ですよ、というご提案なんですね。

まあ。。。。
今までトカゲだと思っていた私が魚だと気づいたときは
それはある意味ショックかもですけどね。

しかし、不要なブレーキや過剰なアクセルを
践んで生きている場合、

「私はトカゲにならなければいけない!(ほんとは魚なのに)」
「魚である私は価値がない!」

なーんて、むち打っている場合もあります。
そしてそれが悩みや生きづらさになっている方もいます。

ほんとは魚として自由に生きたいにも関わらず・・・。
そんなときも調整が必要です。
調整後、本当の選択が出来ます。
その選択こそ「決める」ってことなんです。

ですので、
これをお読みいただいているあなたが

「あこがれのあの人のようになりたい!」
と思うことは、今のあなたが
その人物とかけ離れていたとしても、
決して間違いではないと思います。

ただ、

「あこがれのあの人のようになりたい!」
と思いながら、
どんどん自分らしさを
発見していく方もいらっしゃれば、
「あこがれのあの人のようになりたい!」
と思いながら、劣等感が大きくなっていく
方もいる、

ってことなんです。

どちらも無意味ではないのですが、

どの時点で「自分に降伏するか」
ってことが選択になってきます。
覚悟ってそういうことなのだとおもいます。
そして、覚悟、決意をした後は、
行動あるのみ!になってきますねえ。

次回は、「行動」について、今日みた
映画「オデッセイ」からヒントを得てお話しします。

本日もお読みいただきありがとうございました。





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