【なにかと一歩踏み出すことを躊躇するあなたへ】タロットに聴く人生のヌケミチ「皇帝」21/78

こんばんは。
「あなたのど真ん中でタロットをよみ語る方法」
をお伝えする、かげしたまゆちんです。

78日連続投稿やってます。

今日、私が私のど真ん中でよみ語るのは「皇帝」です。

ウエイト版の大アルカナ「Ⅴ:皇帝」

ででん!

基本この真っ赤っかでオレンジなカード見ると
「行動」というキーワードしか

浮かんでこないときがあります。

いやいや、本当はもっとたくさんキーワード有るんですよ。
リーダーシップ・権威・責任感・支配・具現化などなど。

「あああーーーやっぱやるしかねえか・・・(汗)」みたいに言われているように感じてしまう・・・カードです。

(それは私のココロを映し出しているっちゅうことですけどね)

でもですよ。。。
最近は少しちがう感覚を覚えます。
「やっぱやるしかねえか・・・」ってのは
この皇帝の意味する「行動」ではないと思うんです。

皇帝の表したい「行動」はもっと魂の本質的なことだと思います。

皇帝をみると真っ赤っかです。
タロットで赤は情熱であり、能動性を象徴します。
「やるべきなので、やる」ではなく
「やりたいのでやる」なんですよね。

目指す地点があるので「行く」んです。野望があるので責任を持つのです。
志があるから,リーダーとして存在するのです。

ですので、本来の行動は重い腰を上げてする類のモノではなく、自分が本当に向かいたいところに進むというように、とてもとても自然なエネルギーによるものなのでしょう。

食欲と同じぐらい。

また、
このカードの皇帝は、「皇帝」というぐらいなので、
信に溢れているから
行動出来る人なのだと思いがちですが、

実はこの皇帝、孤独だし、
なにももってないんですよ。

部下もいないし、
実りもなにも描かれてません。
描かれているのは、確固たるイスと、
そびえ立つ岩山だけです。

そこに人のぬくもりや、
豊かな実りはアリマセン。
自信だってないんじゃないの?

っておもいます。

では、何が彼を動かしているのか・・・?
それは・・・・・

この赤色が表す情熱だけが
彼を動かしているのでしょう。

じゃあ、その情熱はどこから来ているのか・・・
そこにあまり理由はないように思います。
なぜなら、この皇帝のカードは
大アルカナと呼ばれる22枚の札の4番目のカードです。
西洋占星術でいうと、
12星座の最初の星座「牡羊座」に対応しています。
つまりこの世に「生まれて間もない」
雰囲気のカードなんです。

この世に生まれて間もないのだけど、
生きていくために行動していかなきゃっ!
ってカードです。

だから彼には、まだ仲間も居ないし、
実りも得てない。
どこか閑散としたカードなのですよ。

つまり、純粋な本来の情熱ってのは、
高い志や信念がないと生まれないって類のものではなく、
ただ生まれたので「生きたい」ってのが情熱であり、
その情熱が行動を生み出しているんじゃないの?

なんて思うわけです。

人は生きる、
だから情熱をもやす、
そして行動する

以上終わり。
なわけです。
成功したいから行動する、ではありません。

人間はもっとシンプル。

生きる=行動する
です。
だからこそ、このカードを見ていると思うのです。

私もそうですが。。。

行動出来ないと悩んだり、
行動する自信がないと躊躇してしまうのは
もちろん現実的な不安や恐れがあるから
なのだけど、
もしかして、生きるということが
当たり前になりすぎていて

「生きている」ということを
忘れちゃっているからじゃないの?

と思います。

人間として生まれて生きているっていう
実感が薄くなる


情熱→行動が難しくなる

って感じかな。

スゴク変なこといってますが・・・

まあ、なんというか
「生きているありがたさを忘れているから」
っていってもいいのかもしれませんが・・・。
いやいや・・・
別にそういうお説教じみたメッセージを伝えたいわけでもなく・・・
もっと、人ってシンプルなもんじゃないかな?
ってことをお伝えしたい訳です。
人はこの世におぎゃーと生まれて、
誰もが死に向かっていきます。
どんな人生を生きようと、
自分を全うしようとおもって
全ての人は生きていくと思います。
もうそのこと自体が情熱的だと・・・
そう言いたいわけです。
どんな人も、
どんな状況にあっても、
どんな人生も
野望があってもなくても
志があってもなくても
生まれた人は全て、情熱のかたまりなわけです。
そして、その情熱が有る限り、
行動し続けるってのが人間なのだと思います。

また、行動している実感があるってのは

生きている実感があるってことでもあるのかも。

ですから
”なにかと一歩踏み出すことを躊躇するあなたへ送るヌケミチ”

「既に人間であるだけで、私達が行動している」

ってこと。

そして、

「死に向かって生きているだけで、私達は果敢に行動しているのだ。」

ということを思い出すことだとおもいます。

成功に向かって行動するのも、野望に向かって行動するのも、もしかすると、その先にある人生のオマケかもしれませんな・・・。
本来の人間は、ただ生きているだけで行動的なのです。
それが「魂の本質」だと私は思いますし、
せっかく人間にうまれたので、そういうことを忘れたくないなと思います。

さて、なぜそう感じるのか・・・それは私のこんな経験に基づきます。

この皇帝のカードを見ると、晩年、9年間寝たきりになり97歳でこの世を去った祖父を思い出すからです。
寝たきりだったので、他の人から見ると
「行動している」様には見えない祖父だったのですが・・・

私の目に映る祖父はそうではありませんでした。

祖父は寝たきりになっても、情熱的に生きているように見えました。

本人は寝たきりになった自身を不甲斐なく思っていたようでしたが、私から見ると目に映る祖父の姿は、寝たきりであっても果敢に行動しているようにみえていました。

死に向かって果敢に行動し、生きた人として記憶に残っています。
行動ってそういうものだと、私は思います。
生きることそのものだと思います。
魂を燃やし続けること、そのものだとおもいます。
今日もお読みいただきありがとうございました!

大阪の回は、続々とお申し込みいただいております。
みなさま勇気ある決断ありがとうございます。^^
ご検討中の方はお急ぎくださいませ♡

大阪:3月8日(日)10時~17時
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